2010年7月13日火曜日

10/07/13


学生時代、よく人物画を描いていたのですが、もう長いことお休みしていました。

ですが、8/3からスタートする渋谷西武展のための人物制作をやっています。とても久々の人物画です。今回は、何人かのモデルさんをお願いしています。

当時から感じていたことですが、モデルさんと向き合う度にその存在の大きさを感じます。普段の生活の中では、その人を長時間に渡り見つめ続けるなんて機会はなかなかありません。モデル取材は、とても非日常的な状況の中にあるものだと思います。そんな中、見つめることで新しく見えてくるものがモデルさんごとにあると感じています。

例えば、「これまでこの人は一体、どんな時間を過ごして生きてきたのだろうか」とかイキイキした姿や瞳の表情に生命感を強く実感したり。。話しかけたりしながら取材を進めていれば、少しずつ性格が表れてきたりと。見えるものが多いほど、私は安堵するような気がします。

なぜ人物画を描きたいのかと言えば、人を理解したいのかもしれません。解らないから知りたいそんなところでしょうか。。時には、自分が持っていないものをそこに補いたい思いがあるようにも思いますね。。結果、絵に描かれた女性は、画家の感じた感情を籠める器となっているのでしょうね。

今夜は話過ました。夜書いたものは主観的になりがちです。自分のことを話すのは恥ずかしいものです。外国人のように少し気の利いた冗談でも言えるようになりたいものです。