2012年10月6日土曜日

宮本武蔵

少しお知らせが遅れてしまいましたが、装幀画を久々に担当しました。「水銀虫」以来、2年ぶりです。

今回は加藤廣さんの時代小説「宮本武蔵」の上下巻を描かせて頂きました。

ここで少しモチーフについて。
上巻に描いた鳥は百舌です。宮本武蔵は剣豪でありながら絵も描いていたそうです。その中にある百舌の作品から武蔵を象徴する鳥として選んでいます。
そして下巻のツバメは、やはり佐々木小次郎の必殺技「燕返し」からという訳です。

それ以外の背景となる部分は上下巻あるので、「動」「静」のテーマを自分の中に設けてデザインしています。静かに時を待つかのように佇む百舌、風を切り目紛しく変化する紅葉の中を飛ぶ燕、そんなイメージです。最近では珍しく幾何的要素を盛り込みましたが、やはり幾何的なラインは美しく、また描いてみたいですね。

久々に出版物に関わる仕事を頂きとても嬉しかったのですが、全国の書店に並ぶと思うと緊張していました。ですが、なんとか自分らしく仕上げることも出来たので良かったです。やはり思うのが今持てる力で自分の分までしっかりとこなせることが大切だと改めて感じました。

まだ書店に並んでいるところは見ていないので、近々覗いてみようと思います。
最近、本を読みたいなぁと思っていたので、そのキッカケになりそうです。


■新潮社 webpage

2012年10月2日火曜日

波濤の會/PC復活

まずは波濤とは関係ない話ですが、久々に少し日記らしく書いてみます。
昨夜PCが完全に通電せず1日使用できない状況に陥りました。結構こうした状況は焦りますよね。

今はこうしてブログを書いているのですが、いろいろといじって先程奇跡的に復活しました。一時はかなり気分が落ち込み諦めかけていましたが、なんとかなってホント良かったです。作動の契機は未だ分からず謎です。。

ということで、さっきまでデータをハードディスクにせっせと移し替えていました。データの不安は解消されたのですが、また起動しなくなるかもしれないと思うと油断できないですね。

ただ今夜は落ち着いて眠れそうです。
明日は波濤の会の飾り付けに上野まで行く予定です。