2010年9月4日土曜日
職人のアトリエ
午後から逗子にある額屋さん、井上箔山堂さんの工房に行って来ました。以前からお招き頂いていたのですが、怒濤の個展ラッシュも一段落してやっと伺うことができたのです。
工房は緑に囲まれ、のんびりとしたところにあります。時計職人の話ではないですが、静かで穏やかな場所にいて、初めて仕事に集中できるのでしょうね。
工房の壁には、幾つもの制作中の額が並び、丁寧な仕事が施されていました。私も物作りをする者として、興味津々です。掛けられた額の中には、私の作品入りの額もありましたよ☆ 実はこの黒出目金、井上さんのコレクションのひとつです。(コレクションに加えて頂き、ありがとうございます!)細い金のフチが緊張感と上品さを漂わせていてカッコイイです。
初めて井上さんの作品を見た時から「上質な仕事ぶり」を感じていましたが、改めてスゴイ職人さんだと思います。その制作過程を肌で感じて一層に。そして、精度、構想、材料に渡り一流だなと。。これが何十年も積み重ねて来た魅力であり、品格というものなんでしょうね、きっと。今日は、額の話だけでなく沢山のお話を伺い、とても有意義な一日となったように思います。
井上 和好さん。巨匠の風格があります☆ 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
■井上箔山堂
http://www.hakusandou.com