2011年10月23日日曜日

11/10/22


福岡の会場に来て二日目を終えました。多くのお客様に作品を喜んで頂けたことをとても嬉しく思い、とても感謝しております。本日も天候が思わしくない状況にも関わらず、お越し頂きまして有り難うございました。

またその反面、いつもながら現場で学ぶことが多かったようにも感じております。そして、これからの指針に繋がるものを発見したようにも思いました。

今日は、気になる発言を耳にしました。それは、とある少年が何気なく発した「僕には絵はよく分からないな」という一言。。
きっと特に深い意味がある訳でもなく、彼の率直な感想なのでしょう。概ね「興味があまりないなぁ」という意味を含んでいるであろうその言葉は、私にはとても気になるものとなりました。子供の素直な言葉って、とても響いいてくるものがあるなと改めて感じました。

この発言によって、私は何も不快な気分になっただのと言いたい訳ではありません。どちらかというと「より普遍的」な物作りが必要なんだなと再確認したという気持ちでしょうか。。
年齢を問わず、それまで美術に興味がなかった方でも、思わず関心を持たずにはいられないような作品を描けるようになりたいということです。「凄く綺麗」とか、「とてもカワイイ」とか、よく分からないんだけど、なんか「スゲェ!」。何かしらの感動を与えられるようになれたら凄いですよね。現実に誰もが足を止めるような作品作りって、そんな簡単なことじゃないと思います。だからと言って、媚びたりしたい訳ではなく、自分らしくありながらも魅力が伝わるということはしていきたいなと。

自分が大学の学部時代だったと思いますが、宇多田ヒカルさんのデビューシングル"Automatic"を初めて聴いた時、思わず「凄いなぁ」と感動した記憶があります。単純にスゴく上手いとも思ったし、スタイリッシュで斬新なイメージに感じていました。

そんな衝撃が走る作品、私も制作してみたいですね。