2012年1月11日水曜日

作品撮影


今日やっと『shinpa!!!!!』展の出品用作品が仕上がりました。
そして、午後からは麻布にあるタケミアートオフィスさんへ作品撮影に行ってきました。

金箔を使用した作品は撮影が難しく、周辺の物が映り込まないように配慮したセットでの撮影です。カメラマンさん曰く、「金箔地の作品は鏡を撮影するようなもの」だそうです。
確かに光の当たり方で作品の印象ががらっと変わるんです。観賞する時はそれが面白かったりするんですが、撮影では悩みの種なんですよね。

ですが、その問題も全く感にさせないくらい綺麗に撮影して頂きました。
流石にプロは違いますね。

とりあえず、撮影まで終えて漸く一息つけると言ったところですが、
なんだか疲労困憊です。。最近は大きいサイズの作品はあまり描かないのでホントに大変でした。今晩はゆっくり休もうと思います。

2011年12月31日土曜日

美術の窓



今年もあと数時間で終わりですね。
今年中にあと一度はブログを更新したかったので、お知らせです。

発売されて10日過ぎてしまったのですが、「美術の窓」1月号のデッサン講座に作品が掲載されました。制作プロセスを中心に6ページも載せて頂きました。
書店にお立ち寄りの際は、宜しくお願い致します。




そして、もうひとつお知らせです。
もう随分と長い間出品せずに来ましたが、"Shinpa!!!!!"に参加します。
これは私の在籍していた中島千波先生の研究室の研究室展です。

なので、いま久々にいつもより少し大きい作品を描いています。50号なので大作というほどではありませんが、2点制作中です。〆切が近いので、年末年始はゆっくり出来そうにありませんね。
また詳細は後日アップしようと思います。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さいませ。

2011年10月23日日曜日

11/10/22


福岡の会場に来て二日目を終えました。多くのお客様に作品を喜んで頂けたことをとても嬉しく思い、とても感謝しております。本日も天候が思わしくない状況にも関わらず、お越し頂きまして有り難うございました。

またその反面、いつもながら現場で学ぶことが多かったようにも感じております。そして、これからの指針に繋がるものを発見したようにも思いました。

今日は、気になる発言を耳にしました。それは、とある少年が何気なく発した「僕には絵はよく分からないな」という一言。。
きっと特に深い意味がある訳でもなく、彼の率直な感想なのでしょう。概ね「興味があまりないなぁ」という意味を含んでいるであろうその言葉は、私にはとても気になるものとなりました。子供の素直な言葉って、とても響いいてくるものがあるなと改めて感じました。

この発言によって、私は何も不快な気分になっただのと言いたい訳ではありません。どちらかというと「より普遍的」な物作りが必要なんだなと再確認したという気持ちでしょうか。。
年齢を問わず、それまで美術に興味がなかった方でも、思わず関心を持たずにはいられないような作品を描けるようになりたいということです。「凄く綺麗」とか、「とてもカワイイ」とか、よく分からないんだけど、なんか「スゲェ!」。何かしらの感動を与えられるようになれたら凄いですよね。現実に誰もが足を止めるような作品作りって、そんな簡単なことじゃないと思います。だからと言って、媚びたりしたい訳ではなく、自分らしくありながらも魅力が伝わるということはしていきたいなと。

自分が大学の学部時代だったと思いますが、宇多田ヒカルさんのデビューシングル"Automatic"を初めて聴いた時、思わず「凄いなぁ」と感動した記憶があります。単純にスゴく上手いとも思ったし、スタイリッシュで斬新なイメージに感じていました。

そんな衝撃が走る作品、私も制作してみたいですね。

2011年10月1日土曜日

個展/アガティ福岡店


約30点の代表作から最新作まで様々な作品が登場します。
作家の変遷を辿るには少ない点数ですが、いつもとは違った世界が見えると思います。
私もどんな展示になるのか楽しみです。

ヒルトンホテル内に画廊があるそうなのですが、折角なのでスカイバーとかも行ってみたいですねー。
高くて景色が綺麗な場所はスゴく好きなんです。海沿いの夜景、きっと綺麗なんでしょうね。いつかそんな風景画も描いてみたいです。


■アガティ 福岡店
福岡市中央区地行浜2-2-3 
ヒルトン福岡シーホーク4F シーホークアベニュー内
TEL.092-832-6601  OPEN10:00~CLOSE 20:00 ※年中無休※

http://www.agat.co.jp/

作るヒト


吉祥寺のアート情報サイトに私の記事が掲載されました。
インタビュー取材をなかなか経験したことがないので勉強になりました。

それより自分の記事を読むって、面白いなと思いました。今までは人事として、「こんな人なんだ」と思って読んでいたワケです。けれど、今回は現在の自分がそのまま映し出されているんです。
最初は、嬉しいような恥ずかしいようなという思いもありましたが、自分を再確認できるんですよね。口に出すだけではなく、文章になるというのは記録として残るのでより強く実感しました。この機会を基に今後の自分の在り方を考えて行きたいと思います。

また、こういったアート情報サイトをキッカケにもっとアートが身近なものへとなって欲しいと思います。

■Kichijoji Art Walk
http://kichijoji.tokyo-artwalk.com/featured/artist_03nagoya.html

2011年9月24日土曜日

個展/ギャラリー杉


秋田のギャラリー杉さんに来ています。久々の秋田、なんだかいいですね。
今日は午前中は雨が降っていたそうですが、午後はカラッとした天気となり、多くのお客様がいらして下さいました。
気さくで話やすい方が多かったので、とても楽しい時間が過ごせたと思います。また、意見や感想がとても多く聞けたことも良かったです。

作家にとって作品はコミュニケーションツールでもあるので、観賞による何かしらのリアクションがあるというのは大切なことです。
リアクションがないと一生懸命に描いても独り言みたいになってしまうような気がするんですよね。観賞された方がそれぞれに自由な解釈でどんな世界を観ているのかお話を聞くだけでとても楽しいです。そこには新たにお互いの共有できる価値観が生まれることもあると思うのです。それが興味深く思えて会期中に会場に行くのは好きです。

「わかる、わかる、それいいよね!」みたいなことって、楽しくなりますよね。
また、明日も夕方くらいまで画廊にいるので、どんな方がいらして下さるのか今から楽しみです。

2011年9月1日木曜日

波濤の会2011


OBとして今年も出品させて頂きます。出品作は昨日なんとか仕上がり、明日中には額屋さんに作品を発送する予定です。

今回は、前々から準備していたので割とじっくり描けました。結果、質の良いものに仕上がったように思います。これはあくまで作者の主観ですが、筆を置く時は常にそう思えるようでありたいというのが理想ですね。

制作理念として「最新作が自分の代表作となるような気持ちで」これが私の心構えなのです。例え、同じモチーフを連続して描いていようが、前作よりごくごく僅かでも良いので何かしらの進歩を求めたい。それは、ランナーが1秒でも記録を更新したい思いにも似ているかもしれませんね。そんな思いで1点ずつ思い入れを持って制作しています。
また、そうして仕上がったものを見るのが私の楽しみです。

本展では10号1点のみの出品となりますが、皆様どうぞ宜しくお願い致します。