2011年7月18日月曜日

雪梁舎美術館 ー風の会ー



もう既に会期は始まっていますが、新潟の雪梁舎美術館で開催されている「風の会」という展覧会に作品を出品させて頂いております。私も先週、行ってきました。


美術館としては珍しい気がするのですが、和式の建造物なので館内は道場のような印象があります。それだけにどこか気持ちが静まるで、落ち着いて作品鑑賞ができます。正面には柏本龍太さんの作品がかけてあります。スタイリッシュな作風で新鮮なカンジですね。



私が行った日出品者の勉強会があり、フィレンツェ賞展の審査員であるのビアンキ先生がイタリアからいらして下さいました。相変わらず、作品のこととなると先生は熱が入ってますね。
イタリアに行けたのは、先生から頂いた個人賞のお陰だったのですが、イタリアに行った時もだいぶお世話になりました。



代表的なモチーフとなってきた金魚の作品です。今回は約100号近いサイズの衝立を2点出してます。畳の部屋に飾られていたので、とても良く調和していたと思います。

作品のコンセプトは、長い時の流れの中で、全く別々の世界が奇跡的にもひとつに繋がる幸福感を描いています。日々の生活の中でこんなにも多くの人々にすれ違うばかりのに、偶然にも出会い新しい世界が生まれる。それまでなかった世界が生まれるというのは、とても貴重な出来事だと思います。そういった内容を金魚というモチーフを通して擬人化をすることで表現してみました。

■雪梁舎美術館
http://www.komeri.bit.or.jp/setsuryosha