2010年2月4日木曜日
山口英紀展
今日?いや、正確には昨日ですね。。(今は通販DJがやってる時間なのです。)
新生堂さんでやっている「山口英紀展」に行ってきました。
学生時代から新生堂さんとは関わりがあるのですが、未だ行くと緊張します。。
僕の先生や巨匠ばかり扱っている画廊なので、敷居がとても高く感じてしまいますね。
前置きはそこまでにして、とにかく手技の次元とは思えないスキルの高さに驚きました。
和紙や絹本を支持体とした水墨による写実描写、肉筆感ゼロの印刷技術並です。スゴイ。。
ゲルハルト・リヒターを思い起こさせるような、ソフトフォーカスやレンズ歪み表現が好きです。
まるで記憶の断片を頭の中に描いたような世界。。
かつて自分が過ごした時間や場所、そういったものを喚起させるように思います。
絵画の良いところは、その余韻によって見る人それぞれの新たな世界が広がる点ではないでしょうか。作者の思い入れと同様の共感を得ることも楽しみ方の一つですが、そこに鑑賞者側の世界も生まれるように思います。
その後、吉祥寺の絵画教室に行きました。
最近、生徒さん達の作品へのこだわり?愛着を今まで以上に感じます。
触れれば触れるほど、理想が広がったり、描くことへの楽しさが見えてくるんでしょうね、きっと。僕も初めて予備校で絵を習い始めた頃、そんなだったなぁ。。
そうゆう姿を見ていると自分もやる気が出ますね。
明日もいい作品、描きたいと思います☆
■山口英紀展
http://www.shinseido.com