2010年2月18日木曜日
井上箔山堂さん
日中、井上箔山堂の井上和好さんがアトリエにお越し下さいました☆
井上さんは僕の先生である中島千波先生や千住博先生など巨匠の額を手掛ける額屋さんです。
日頃はお世話になっているショアウッドさんより額の制作依頼を行っていますが、今回は個人的に制作をお願いしてみました。ということで、作品を引き取りに逗子からわざわざ来て頂いたのです。
まず玄関先でお会いして、凄い貫禄に驚きました。
それは長きに渡り一つのことを積み重ねてきた風格があったように思います。別にブログだからオーバーにヨイショしてる訳じゃないんですよ。本当に凄いんですから。そんなお方がこのアトリエだかなんだか分からない場所に来て下さって、申し訳ない限りです。。
そこで1時間ばかり井上さんの額に携わる思いやこれからの作家達との関わりなど色々お話を聞かせて頂きました。
とその中で、千波先生にも言われた「大きな作品も描いた方がいい」という話が。。w
ここ数年、先人の言葉もロクに聞かずにわざわざ失敗を重ねた私ですが、流石に有り難くお言葉を頂戴しようと思います。割と昔から信念に基づいて、我道を歩んだ自分も少々丸くなった気もするし恐らく大丈夫でしょう。(勘違い!?)とりあえず、年内中に一枚は100号くらいのサイズはやろうと思います。(ホントできんのかぁ〜)
とにかく最近は、学生時代よりも作品内容や今後の在り方につてもシビアにアドバイスされることが多い日々です。凹むことはないのですが、自分でも感づいていないワケではないだけに、どうしようかなと。。と言っても少しづつやるしかないんですよね。画家は10年単位で変わっていくと言うし、日々意識することの積み重ねなんでしょうね。焦らずゆっくりやっていこう、そんなカンジです。
井上さんには工房に招待して頂いたので、近々行ってくるつもりです。額屋さんになる以前は修復のお仕事もされていたようで、とても興味深いです。
★今日の写真解説
ホントは今週始めに納品予定だった描きかけの数々。。風邪を引いてあまり進んでないです(泣)明日、出力最大でいく予定。その前にあるのが中島先生の画集。いつも何かと手の届くところにあります。見過ぎてページも取れボロボロですね。アントニオ・ロペスの作品集もそろそろ、こんなカンジになりそう(余談)
■井上箔山堂
http://www.hakusandou.com